守ろう地球環境
■ 人類の危機「トリレンマ」
世界は人口急増を背景に、「経済発展」のためには「エネルギー・資源」を消費せざる得ません。この大量消費によって「環境の悪化」が起こる、という三つ巴の関係がトリレンマです。そのため人類が生きていく上で「環境」と「エネルギー・資源」の問題は結びつけて考えなければいけません。
■ 悪化する地球環境
石油や石炭の燃焼によって、温室効果ガスのCO2、酸性雨の原因となるSOxやNOxを排出し、地球環境の温暖化や酸性雨の被害が増大しつつあります。
主な環境問題
- 砂漠化
- 酸性雨
- 森林破壊
- 温室効果・オゾン層の破壊
- 海洋汚染
- 土壌劣化
■ 環境にやさしいエネルギー
発電に伴うCO2の排出量は、水力、風力などの自然エネルギーが小さく、火力発電は極めて多い。原子力は、CO2の排出量は少ないが、危険な放射性廃棄物の問題は未解決です。
■ 省エネルギーという考え方
環境にやさしい自然エネルギーは、今後日本においても増加が見込まれるが電力需要の十数％にしか満たしません。この数字を上げるには、自然エネルギーを利用した発電所を増やすことはもちろん電力の節約つまりエネルギーを省（はぶ）く省エネルギーを実践することが必要になります。また、今日のエネルギーに囲まれた生活を省（かえり）みる必要があるのではないでしょうか。